日本3大清流の一つと呼ばれる四万十川
四万十川の名前
平成6年7月25日に、それまでの名称「渡川」から四万十川に改名されています。
四万十川漁師の伝統漁業
四万十川青のり源創藻
12月下旬~3月にかけて、四万十川漁師倶楽部は河口から約6km上流の角﨑という場所で採取します。 四万十川と海水の混じる汽水域で上質の筋青のりが採取される場所です。 川の透明度が高く、川底まで太陽の光が届く浅瀬で育ちます。
川漁師は、”かなこ”という金具で浅瀬の底に生えている筋青のりを引っ張りながら集めます。細かい筋の青のりほど上質と評価されます。採取されて青のりは手作業で小石や枯れ枝などを取り除きます。 水洗いして一晩水切りをした後、船着場の横にある河原で天日干しにされます。約6時間かけて天日で乾燥させます。 四万十川の川底は小石やドロが少なく、天然青のりに適した川です。
青さのりの製法
冬季に採取され、2月頃から1番のりから4番のりまで、青さのりが伸びて来ると採取します。 四万十川本流から外れた、流の穏やかな川で育てます。四万十川本流から外れた、流の穏やかな川で育てます。
石ぐろ漁
石ぐろ漁(5月中旬~10月) 石ぐろ漁は四万十川の潮の満ち干を利用してうなぎを獲る漁法です。 川底に大きな穴を掘りその中に石を積み上げます。満潮時には積み上げた石は見えなくなりますが、干潮時には積み上げた石の上部が水面から出て います。 2週間ほどそのままにして、うなぎが入るのを待ちます。 干潮時に石ぐろを網で囲い、石をどかしながら鰻や魚を網の細い先端へと追い込みます。追い込んだうなぎ等を専用のハサミでつかんで獲ります。
芝漬け漁(1年中)
手長えび、うなぎ、魚が漁の対象となります。葉の付いたままの枝を束ね、水中に沈め何日か置くと枝や葉の隙間に手長えびやうなぎ、魚等が住み着きます。ゆっくりと川から取り出し、 大きな受け網の上で振ると手長えびやうなぎ、魚が落ちてきます。
ゴリガラ曳き
サザエやホラ貝の貝殻をロープにたくさん結び付けて、川底を川上から川下に向かって引っ張ります。音や光に驚いたゴリや川海老を三角網へ追い込みます。 貝殻をつけたロープは約50mで沖を船で、丘を人が川下に向かって引っ張ります。 三角網に追い込んだゴリを獲ると、そこからまた同じように川下に引っ張って漁をします。
四万十川の投網漁
四万十川漁師倶楽部の方に、投網を実演してもらいました。網が大きく円を描くように広がります。
四万十川の天然鮎漁
四万十川の天鮎漁は6月上旬から解禁し、10月中頃までと12月に落ち鮎漁が解禁になります。当店では鮮度重視の為、シャクリ漁や投網で獲れた鮎をその日に冷凍した鮎を販売しています。9月からは子持ちの天然鮎も販売を始めます。 四万十川の支流では、竿先にイカリのついたシャクリという棒で川底を上って行く鮎をベテラン川漁師さんが捕獲します。鮎の体にはひっかけた傷があり、現場で氷の入ったクーラーで家に持ち帰り、すぐ冷凍保存します。
四万十川の特産品
食事・四万十屋
四万十川を眺めながら、食事のできるお店です。1階は四万十川の特産品を販売していまして、2Fで四万十川の天然鮎やうなぎ、青のり、青さのり、手長海老、ごり等の料理メニューがあります。 下記の料理は、四万十川の川漁師さんの捕った特産品を四万十屋さんで料理していただいた時の写真です。店には活きの天然うなぎがいました。