四万十川の特産品

天然鮎・青のり・手長えび・鰻(うなぎ)

四国高知県の清流四万十川

日本3大清流の一つと呼ばれる四万十川

四万十川河口 高知県西部を流れる一級河川で全長約196Km、流域面積2,270K㎡。 四国内では最長の川です。本流には大規模なダムが建設されてないことから「日本最後の清流」と呼ばれています。 沈下橋の写真が有名ですが、四万十川には支流も含めて47の沈下橋があります。四万十川の河口は雄大です。

四万十川の名前

平成6年7月25日に、それまでの名称「渡川」から四万十川に改名されています。

沈下橋 四万十川の流域は広大です。高知市方面から行く場合で上流域を楽しむには四万十町窪川より土佐大正、江川崎に向けて通ります。 下流域へは56号線を佐賀、大方を通過し中村へ行きます。 周辺には、四万十川キャンプ場、トンボ自然公園、野鳥自然公園があり海岸には平野海水浴場、平野サーブビーチがあります。

四万十川漁師の伝統漁業

四万十川青のり源創藻

青のり
川底の青のり

12月下旬~3月にかけて、四万十川漁師倶楽部は河口から約6km上流の角﨑という場所で採取します。 四万十川と海水の混じる汽水域で上質の筋青のりが採取される場所です。 川の透明度が高く、川底まで太陽の光が届く浅瀬で育ちます。

青のり漁
四万十川

川漁師は、”かなこ”という金具で浅瀬の底に生えている筋青のりを引っ張りながら集めます。細かい筋の青のりほど上質と評価されます。採取されて青のりは手作業で小石や枯れ枝などを取り除きます。 水洗いして一晩水切りをした後、船着場の横にある河原で天日干しにされます。約6時間かけて天日で乾燥させます。 四万十川の川底は小石やドロが少なく、天然青のりに適した川です。

青さのりの製法

沈下橋 青さのりは、自然に繁殖する青のりとは違い、種付けされたのり網を波の穏やかな四万十川河口の浅瀬に設置し成長させて採取したものです。青のりと同じく河口の海水が混じる汽水域で、 太陽の光が届く透明度の高い川で人口的に育てます。

青さのり採集
青さのり

冬季に採取され、2月頃から1番のりから4番のりまで、青さのりが伸びて来ると採取します。 四万十川本流から外れた、流の穏やかな川で育てます。四万十川本流から外れた、流の穏やかな川で育てます。

石ぐろ漁

石ぐろ漁(5月中旬~10月) 石ぐろ漁は四万十川の潮の満ち干を利用してうなぎを獲る漁法です。 川底に大きな穴を掘りその中に石を積み上げます。満潮時には積み上げた石は見えなくなりますが、干潮時には積み上げた石の上部が水面から出て います。 2週間ほどそのままにして、うなぎが入るのを待ちます。 干潮時に石ぐろを網で囲い、石をどかしながら鰻や魚を網の細い先端へと追い込みます。追い込んだうなぎ等を専用のハサミでつかんで獲ります。

芝漬け漁(1年中)

手長えび、うなぎ、魚が漁の対象となります。葉の付いたままの枝を束ね、水中に沈め何日か置くと枝や葉の隙間に手長えびやうなぎ、魚等が住み着きます。ゆっくりと川から取り出し、 大きな受け網の上で振ると手長えびやうなぎ、魚が落ちてきます。

ゴリガラ曳き

サザエやホラ貝の貝殻をロープにたくさん結び付けて、川底を川上から川下に向かって引っ張ります。音や光に驚いたゴリや川海老を三角網へ追い込みます。 貝殻をつけたロープは約50mで沖を船で、丘を人が川下に向かって引っ張ります。 三角網に追い込んだゴリを獲ると、そこからまた同じように川下に引っ張って漁をします。

四万十川の投網漁
投網

四万十川漁師倶楽部の方に、投網を実演してもらいました。網が大きく円を描くように広がります。

四万十川の天然鮎漁
天然鮎漁
あゆ

四万十川の天鮎漁は6月上旬から解禁し、10月中頃までと12月に落ち鮎漁が解禁になります。当店では鮮度重視の為、シャクリ漁や投網で獲れた鮎をその日に冷凍した鮎を販売しています。9月からは子持ちの天然鮎も販売を始めます。 四万十川の支流では、竿先にイカリのついたシャクリという棒で川底を上って行く鮎をベテラン川漁師さんが捕獲します。鮎の体にはひっかけた傷があり、現場で氷の入ったクーラーで家に持ち帰り、すぐ冷凍保存します。

四万十川の特産品

食事・四万十屋

四万十屋
天然うなぎ

四万十川を眺めながら、食事のできるお店です。1階は四万十川の特産品を販売していまして、2Fで四万十川の天然鮎やうなぎ、青のり、青さのり、手長海老、ごり等の料理メニューがあります。   下記の料理は、四万十川の川漁師さんの捕った特産品を四万十屋さんで料理していただいた時の写真です。店には活きの天然うなぎがいました。

四万十川の手長えび
青さの天ぷら

四万十川の手長えびの唐あげと四万十川の青さのりの天ぷらです。

四万十川のごりの天ぷら 四万十屋さんで特別作ってくれた手長えびのから揚げ、青さのり、ごりの天ぷらです。それぞれ四万十川の風味満点で ビールやお酒に合いそうです。

 
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